弁護士コラム

事務所移転と年末年始につきまして

本年も師走の候、みなさまおいそがしくご清栄と存じます。おかげさまで、当事務所も、エースの長澤事務員の夫の東京転勤に伴い、彼女を東京に送り出しまして、新たな事務員さんをお迎えしたところです。長澤さんには深甚なる感謝の意を捧げ、数々のご援助厚く御礼申し上げる次第です。   はじめのうちは至らぬところも多々あろうかと思いますが、弁護士としても  …続きを読む

事務所

名古屋の弁護士による財産犯以外の犯罪

第1編 生命・身体に対する罪 第1 殺人の罪 1 殺人罪 (1) 人の意義 (2) 実行行為 (3) 故意 ア 殺意の認定の方法 殺意は,行為者の認識,すなわち事実のことをいう。事実の有無は,情況証拠に経験則を適用して推認 イ 殺意の認定の視点 ①傷,②凶器,③動機 (4) 殺意認定各論 ア 犯行の態様    …続きを読む

刑法

名古屋の弁護士による窃盗など財産罪

第4編 財産に対する罪 第1 総説 第2 窃盗罪 1 占有の意義 (1) 占有の有無(遺失物横領との区別)  『窃取』(235条)とは,他人が占有している財物を取ること,すなわち,他人の占有を排除して自己又は第三者の占有に移すことをいう  刑法上の占有があるというためには,『事実上の支配』が必要である。 ア 客観的要素    …続きを読む

刑法

名古屋の弁護士による刑法総論

第1編 刑法の基礎原理 第1 犯罪と刑罰の基本観念 1 刑法の意義と沿革 2 刑法の分類 3 刑法の行為規範―自然犯と法定犯の区別 4 刑法の社会的機能 (1) 規制的機能  刑法の規制的機能とは,国民に対して,どのような行為が罰せられるのか,どの程度の刑が科せられるのかをあらかじめ知らしめ,そのような犯罪行為に出ないことを命  …続きを読む

刑法

犯人識別証言の信用性判断

第24編 刑事事実認定の基本問題 第1 犯人識別供述の信用性と裁判員裁判におけるその審理 1 問題の所在  ① 犯人性の認定は,有罪・無罪に直結するので間違いは許されない  ② しばしば「危険な証拠」が絡む * 危険な証拠とは,内実が脆弱であるのに,外観上もっともらしい形をとる 2 犯人識別情報の信用性 (1) 犯人識別供述の  …続きを読む

刑事訴訟法

違法収集証拠排除法則

第26編 違法収集証拠の排除 第1 問題の所在 1 違法に収集された非供述証拠の証拠能力 (1) 自白の場合との差異 ① 条文の存否  供述の側面では自白法則(319条)があるが,物的証拠には条文がない ② 証拠価値の変化  捜索・差押え許可状なしに被疑者のアパートを捜索し,覚せい剤を押収したとしても,その覚せい剤は小麦粉に変  …続きを読む

刑事訴訟法

伝聞法則―最伝聞

第7 再伝聞 1 定義  再伝聞とは,二重の伝聞であることをいう 2 問題の所在  Aが「被告人であるX,Yと共にB宅を放火する計画でしたが,私は他に用事があったために犯行には参加しませんでした。翌日,Xと会ったのですが,Xは,『昨日,B宅に火をつけてやったぜ。スカっとした』と言っていました」という検面調書を作成した後,死亡した。検察官は  …続きを読む

刑事訴訟法

伝聞法則

第24編 伝聞証拠の意義(寺崎315,白取365) 第1 伝聞法則 1 意義  伝聞証拠とは,公判廷外でなされた供述(原供述)を内容とする書面・証言で,原供述の内容たる事実を証明するものをいう。伝聞法則とは,固有の誤謬が介在する危険を勘案して,正確な事実の認定に資することを目的に,公判期日外における原供述を内容とする供述や原供述を記録した書面  …続きを読む

刑事訴訟法

自白

第23編 自白 第1 自白の意義 1 自白の意義  自白とは,自己の犯罪事実の主要な部分について,全部又は一部を認める供述をいう * 構成要件該当事実は認めるが,違法性阻却事由を主張する場合も含まれる 2 類似概念 (1) 有罪であることの自認・陳述(319条3項,291条の2)  有罪の自認とは,犯罪の成立を争わず,罪責を承  …続きを読む

刑事訴訟法

証拠と事実の対応関係

第21編 証拠と事実の対応関係(読本Ⅰ113) 第1 証拠の目的性 ① 要証事実や争点内容を意識する  ② 当該証拠がどのような事実関係を明らかにしようとしているのか ③ その事実にはどのような法的意義があるのか * 通常,訴訟当事者の立証趣旨は,「○○の事実等」とざっくりとした記載があるにすぎない。したがって,当該証拠が法律上のどの  …続きを読む

刑事訴訟法
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