弁護士コラム

被疑者の取調べ

問題が多いのは被疑者の取調べである。   なかなか身柄が拘束された極限状態の中では、自分の意思を押し通すことはできず、簡単に警察官にいなされてしまうことも少なくない。   また、余罪の取調べについて、起訴後に行われている例が増えてきており、極めて問題である。すなわち時間制限をもうけた意味がなくなってしまっている。  …続きを読む

刑事訴訟法

逮捕・勾留の諸問題

第6編 逮捕・勾留の諸問題 第1 逮捕・勾留と余罪 1 問題の所在 (1) 1人の被疑者に対する複数の犯罪の嫌疑と逮捕・勾留 ア 原則的処理  逮捕・勾留という身体拘束処分の効力は,裁判官の審査を経て,手続的に明示顕在化された被疑事実(事件)についてのみ及ぶ イ 別個の被疑事実が存在する場合 競合する別事件についても裁判官の審  …続きを読む

刑事訴訟法

被疑者勾留

被疑者勾留は分からないという方が多いと思います。今では当たり前では昔では信じられませんが、被疑者勾留は、検察官の起訴・不起訴を決めるための手持ち期間とされています。したがって、やむを得ないという勾留延長の要件も緩やかになる理論的視座にあるのではないかと考えていますが、あくまでも人身の自由という憲法上最も保障される権利を侵害するものですから厳格な運用が望ま  …続きを読む

刑事訴訟法

逮捕

最近は、逮捕それ自体が違法ということは少なくなっているように思いますが、やはり微罪の場合、避妊するならば逮捕するぞ、と恫喝している例が金沢でありました。 しかし、判例集をみる限り、近時は逮捕の違法性が争われたということは少ないように思います。現在、私が担当している事案で逮捕されながら令状の呈示がなされず、緊急執行の要件を満たさずファックスをみせただけ  …続きを読む

刑事訴訟法

職務質問と所持品検査

名古屋市の警察署の中には、やんちゃな警察もいます。中には二時間留め置いたり、警察官職務執行法の「保護」を用いるという裏ワザを用いている例があります。 職務質問は一種の行政処分ですから「停止する」義務が国民にはあるというのが見解となりますが強制的に何時間も止まっている義務はありません。所持品検査に関しては、最近は任意同行を求め令状の発布を受けて逮捕する  …続きを読む

刑事訴訟法

捜査総論―警察比例原則

捜査を行う場合は、捜査の必要性と失われる利益の権衡が保たれていなければいけません。   このバランシングの取り方は様々で学者によっても異なります。ここでは、捜査については強制主義法定主義や任意捜査の限界についてコメントします。   第2編 捜査総論 第1 捜査の目的 1 189条2項 (1) 犯人の発見  …続きを読む

刑事訴訟法

捜査と憲法

捜査と憲法です。   捜査は憲法上の人権を制約します。したがって、どの程度の必要性と相当性があるかを判断していく必要があります。いわゆる共謀罪も同じといえます。   第1編 捜査と憲法 第1 捜査と憲法との関係 1 前提 ① 捜査は,国民一般の基本的人権の侵害・制約を伴う  ② 刑罰権の発動は基本的人権  …続きを読む

刑事訴訟法

減軽嘆願書が無意味って?

国選の被告人が、他の弁護士に法律相談にいったようで、ある刑事系の弁護士から減軽嘆願書が無意味だ、といわれて、私にフィードバックされることがありました。   一般的な運用では,検察官は1通のみ同意しその余は不同意とすることになりますが,被告人質問の際にたばを示すことは許されると考えられています。 このため、大幅な刑の減軽にはつながりま  …続きを読む

刑事事件

お盆休みのご案内

いつも、名古屋駅ヒラソル法律事務所を御愛顧いただきまして,ありがとうございます。さて,8月のお盆休みについてご案内いたします。 弊所では、11日から15日の間、お盆休みをいただきます。したがいまして、ウィークデーは、12日、15日がお休みとなります。ご用件をお持ちの方は、11日、16日にご連絡くださいますよう,よろしくお願いいたします。 名古屋駅  …続きを読む

事務所

アメリカの刑事裁判の弁護人の倫理をめぐって

1 ある弁護士のブログをみてみて少し思うところがあったので意見を綴っておきたい。彼は、アメリカ法曹倫理をみて、刑事事件は、全部死刑事件を受任するように、というような内容をみて、少し行き過ぎだな、と思い、思い切って執筆してみることにした。 弁護士は、ある程度経験があると、事案はともかく被告人の取扱いが難しいなどの案件が配点される。しかし、国選弁護は、現  …続きを読む

刑事事件
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